ごあいさつ
教授からのごあいさつ
![]() |
藤枝憲二(Fujieda Kenji) |
国立大学医学部の臨床講座の使命は、教育、診療、研究をバランスよく保ち大きく発展させて医療に貢献することにあります。私は札幌生まれの札幌育ちで北海道3世にあたります。昭和46年に北海道大学医学部を卒業し、母校の小児科に入局し、初期研修後、医学部第一生理学講座、カナダ、次いでアメリカにおいて内分泌生理学の研究と臨床に従事しました。帰国後、母校で助手、病棟医長、講師を務め、平成12年11月16日付けで本学3代目の教授として赴任いたしました。
教室を運営するにあたり、臨床教室として行わなければならない教育、診療、研究についての考えを述べさせていただきます。もとより、小児科は、新生児から思春期までのあるゆる疾患を対象とする分野でありますが、小児医療の目標は人間の成長と発達を確保するための技術であり、知識であり、アートであると考えます。従って病気は勿論のこと、病気に悩む子供とそれを取り巻く人々をどのように診療するか、学生、研修医に考え、そして行動できる指導をし、社会が求める医師を育てるように心がけて行きたいと考えています。私は小児内分泌学を専門としておりますが、教室には神経・心身症、感染・免疫、循環器・腎臓、血液・腫瘍、新生児、内分泌、遺伝の各分野にすぐれたエキスパートが揃っておりますので、一致協力して道北、道東、そして北海道、あるいは日本の医療の砦としてその責任を果たしていきたいと考えています。研究については、患者に還元出来る研究を目標に、成長・発達の分子機構の解析を主なテーマとし各診療グループ、また学内、国内さらには国外の研究者の協力を得ながら積極的に進めていきたいと考えています。
“人は環境によってつくられる”とも言われています。この地旭川は豊かな自然環境に恵まれ、旭川医科大学小児科にはすでに清新の気風溢れる良き伝統が築かれております。今後もこの伝統を大切にしつつ、自由闊達で切磋琢磨する教室を教室員や同門と一緒に作っていくとともに、今までに負けず劣らず、国際的に高く評価されるような臨床、教育、研究を展開できるよう微力を尽くしたいと考えております。
