小児科情報
Q & A コーナー
低身長について
| Q1. | 低身長に関する検査はどのように進められるのでしょうか? |
| 低身長の子どもにどのような検査をするかは年齢、低身長の程度、その他の症状などによって異なります。まず健診で精密検査の対象になった場合を考えてみます。最初の外来では今までどのような身長の伸び方であるか、両親の身長はどの程度かなど基本的な情報を集めます。母子健康手帳、学校・保育園・幼稚園などの身長・体重の記録といった資料があれば御持参していただくのが良いでしょう。それらを確認し、「成長曲線」を作ります。これにより現在の身長がどの程度の低身長であるのか、伸び具合はどうかといたったことがわかります。そうした上で、次に骨年齢を判定します。骨年齢は両手関節から指先までを撮影したレントゲン写真に映る骨の状態で判断します。さまざまな疾患で骨年齢が暦の年齢よりも極端に遅れたり、進んだりします。また場合によっては頭部レントゲン写真を撮影し、トルコ鞍という骨のくぼみの状態を確認します。このくぼみに下垂体という成長ホルモンを作っている内分泌臓器があるからです。そして診察したところでさらに必要があればIGF-IやIGFBP-3という成長ホルモンの分泌状態を反映する物質を測定します。もちろん貧血の検査や肝機能検査も行わなければなりません。最終的にはこれらの情報を総合的に判断してさらに成長ホルモン分泌能検査(成長ホルモンが盛んに分泌されるようにする薬を投与して成長ホルモンの反応を時間経過でみていく)を行うかどうかを決めていきます。このような検査は「負荷試験」と呼ばれますが、多くの場合入院して行います。 一方緊急に検査しなければならないものは診察のみで診断が可能な疾患があるとき、視力や視野(見える範囲)の異常があるとき、多尿の訴えがあるときなどです。つまり早く診断して早く治療を開始する必要があるからです。 実際に異常がみつかることは決して多くはありませんので、本人と家族が納得したところでこのような検査を進めることが重要です。 |
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| Q2. | 身長の問題で子供を診てもらうときに専門の病院があれば教えてください。 |
| 身長の相談は小児科のなかでも内分泌を専門にしている医師が適切に対応することができると思います。旭川医大小児科(tel:0166-69-3830)では内分泌が専門である藤枝憲二教授が月曜日と水曜日に新来を、伊藤善也講師が木曜日に新来と火曜日と金曜日の内分泌外来を、そして中江淳助手が水曜日の内分泌外来を担当しています。
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