
| 第7回「北海道小児健康フォーラム」のご案内 | ||||
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講演1 「
子どもの感染症とその予防 ワクチンはなぜ必要なのでしょうか? 」 |
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旭川医科大学小児科学講座助手 : 古谷野 伸 |
| 子どもはよく熱を出します。保育園などの集団生活にはいるとますます友達同士で感染症をうつしあい、いつでもハナを垂らしていたり、咳がおさまらなかったりします。このような感染症にはかからないようにするのが一番ですが、100%
感染症にかからないで過ごすことは不可能です。どうしても風邪や時にはもっと重い感染症にかかってしまいます。 でもなるべくなら風邪はひきたくないですね。ではその予防には何をしていったらいいのでしょうか。 まず一番にあげられるのが「手洗い」です。これはどの感染症にも有効でとても重要です。外出から帰ったらまず手洗い、食事の前にも手洗いの習慣を是非つけましょう。これでかなりの感染症を防ぐことが出来ます。その他、どの時期に感染症が人にうつるか、どのようなルートで感染症が広がっていくかなど、それぞれの感染症の基礎的な知識を 学び、それに合った適切な対応をする事が重要です。これは不必要で過剰な感染防御をしないためにも大切な事です。フォーラムでは溶連菌感染症や手足口病、インフルエンザなどの日常よく見る感染症を解説し、その予防法にふれました。 後半は予防接種の話をさせていただきました。感染症を防ぐという意味では、我々人類が持っているもっとも強力な武器が予防接種です。ポリオやはしかは予防接種により激減しましたし、天然痘はこの地球上から消滅させることに成功しています。これほど効果がはっきりしているにもかかわらず、残念ながら先進国の中で日本は未だ予防接種率が満足すべき状態になっておりません。個人防衛のためにも、また集団防衛の観点からも積極的に予防接種を受けることをお勧めいたします。是非子供たちにワクチンを接種し、防げる感染症を防ぐ努力をしていきましょう。 また子供に接する職業に就いておられる、あるいはこれから就かれる予定の方は自分がどのような予防接種を受け、どのような感染症にかかったかを把握してください。小児医療関係者や学校の先生などが自ら水ぼうそうにかかってしまうなどということはあってはならないことです。子供の健康を守る大人が自ら感染症をばら撒いてしまうことがないようにしていきたいものです。 |
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講演2
乳児健診Q&A 赤ちゃんについての心配事と、その解決のための「こつ」 |
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旭川医科大学周産母子センター助手 : 竹田津 原野 |
| − からだ編 − 1.「あざ」:赤ちゃんの「あざ」には消えるものと消えないものがあります。 2.「湿疹」:乳児の肌はつるつるすべすべのものと多くのお母さんが考えていますが、そうでもありません。基本は @顔を含めてセッケンで丁寧に洗い、清潔にすること、 A湿疹の中にはステロイドや抗生剤が必要なものがあること Bアトピー性皮膚炎と根拠なく思いこまないこと、などが必要です。 3.「でべそ」:自然治癒が十分見込まれるので、ゆっくり待ちましょう。 4.「おちんちん」:赤ちゃんは全員包茎です。ただし@亀頭包皮炎を繰り返すとき、A排尿時に包皮が膨らむとき、は泌尿器科受診が必要です。ご家庭で包皮を翻転するのは戻らなくなることがあるので注意が必要です。 5.「舌小帯短縮」:極一部のグループが舌小帯の切断を勧めていますが、小児科学会や耳鼻科学会は、殆どの場合は手術が不要と公式に述べています。 − こころ編 − 「育児は昔からお母さんの仕事」「昔の子育ては大変だった」「仕事をやめて子育てに専念しないと、将来子どもに悪影響が出る」「専業主婦なんだから、余裕があるでしょう」 ・・・。これらは、お母さんの育児に対してよく聞かれる意見です。お母さんもこれらの言葉に傷つき、悩み、混乱してしまうことがあるようです。しかし歴史を紐解いてみると、母のみが育児を行い一人で責任を背負う風習は、ここ数十年のことにすぎません。さらに、専業主婦のほうが育児不安が強く、幼児育児は母一人より複数の人間による育児のほうが優れていることがわかってきました。子育てはお母さんが一人で行うものではなく、社会がそれを援助するのは極あたりまえの事です。お母さんは積極的に助けを求めてよいですし、我々育児をサポートする立場の人間は、これらの事実を踏まえてやさしい気持ちでお母さんに接していく必要があるように思います。もし、赤ちゃんに対する心配事を解決する「こつ」があるとすれば、 @正確な知識を持つこと、 A育児はお母さんが一人でするものではないことを、お母さんも廻りの人たちも きちんと理解すること、 B育児をサポートする我々は、上記を踏まえてお母さんにやさしく接すること、ではないでしょうか。 |
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