| |
1967年、川崎富作先生が発見したので川崎病と呼ばれている
英語では Kawasaki disease である
なぜか 欧米人よりも日本人に多い
原因不明の全身血管炎を呈する病気
1歳前後をピークに4歳以下の乳幼児に多い
約3%が再発
|
|
|
● 主要症状 |
|
|
(1) 高い熱(39〜40度)が5日以上続く
ただし、治療により5日未満で解熱した場合も含む
(2) 両方の手足が赤くはれ、その後手足の指先の皮がむける
(3) 口びるがまっ赤になり、舌がイチゴのように赤くブツブツにのども赤くなる
(4) 眼の結膜(白いところ)が赤く充血する(ウサギの眼のように)
(5) 体に色々な形のまだらもようなような発疹が出現
(6) 首のリンパ節がはれる |
| |
- これらの症状のうち5つが見られると川崎病と診断
- 4つでも検査で心臓の異常があり、他の病気の可能性が否定されれば川崎病と診断される。
- 3,4つの症状でも他の病気の可能性が否定されれば川崎病の不全型として診断される
- 下記の川崎病と似た病気は鑑別・除外する
|
|
|
● 他の症状 |
|
|
下痢、嘔吐、腹痛、かぜ症状、関節の痛み、無菌性髄膜炎症状、けいれん
BCGの跡が赤くなる、 血小板増加、赤沈亢進、CRP陽性など
|
|
|
● 合併症 |
| |
心臓:冠(状)動脈炎、冠(状)動脈瘤(冠動脈の一部がこぶのようにふくらむ)
← 心超音波(エコー)検査が必要
胆嚢炎、肝障害など
|
|
|
● 治療 |
| |
免疫(ガンマ)グロブリン点滴静脈注射
アスピリン内服、 肝機能が悪ければフロベン内服
場合によってはウリスタチン療法など
|
|
|
● 後遺症 |
| |
心臓の冠(状)動脈瘤が残る:15%くらい
→ 大部分は1〜2年くらいの経過で自然に消退する
|
|
|
● 川崎病と似た病気 |
| |
溶連菌感染症、スチーブンス・ジョンソン症候群、若年性リウマチ様関節炎
エルシニア感染症、麻疹(はしか)、風疹(三日ばしか)
敗血症、ブドウ球菌性熱傷性皮膚症候群(SSSS)
|