チャイルドパーク 広島赤十字・原爆病院 小児科


タイプ 1
年間発症頻度:小児10万人に1〜2人
インスリン不足、欠乏
  (インスリンは膵臓の中にある膵島のB細胞で作られ分泌される)
   インスリン注射必要
自己免疫やウイルス感染が関係 → 自己免疫疾患の合併
  (橋本病{慢性甲状腺炎}、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症)
遺伝性は低いので、両親は自責の念を持つ必要はありません

タイプ 2
年間発症頻度:小児10万人に4〜6人
遺伝との関係濃厚
最近では若い人にも増加
肥満が多いが、肥満でなくても発症する
  清涼飲料水の過剰な取りすぎによるペットボトル症候群
タイプ2でも、きちんと血糖値をコントロールしないと重篤な合併症が発症する
  ● 治療:血糖値のコントロールをきちんとする
タイプ 1:インスリン注射
家庭・学校での血糖値測定
食事療法
運動療法
家族・学校・社会の理解
  ● 合併症
成長障害
網膜症、白内障
腎症、腎機能低下、腎不全
神経障害
動脈硬化症、高血圧
壊疽
  ● 食物繊維をとるように
血糖値を下げる、コレステロールを下げる、空腹感が軽減する
 食品交換表1:かぼちゃ、そら豆、さといも
       表2:キウイフルーツ、パイナップル、びわ、いちご
       表3:納豆、おから、大豆製品
       表6:寒天、海草、きのこ(カロリーはほとんどない)
  ● 低血糖
車の運転中や高所での作業中、入浴中では注意を
砂糖、ジュースなどの携帯
低血糖症状を感じたら、直ちに砂糖、ジュースなどをとる
 低血糖症状
   顔色が悪くイライラしている、 問いかけに対する反応がおかしい
   眠そうにしている、 あくびが多い、 空腹感、 気分が悪い
規則正しい食生活
   朝寝坊せずに朝食は必ず決まった時刻にとる
   遊び疲れて夕食を十分にとらずに寝てしまっても、朝食は決ま
    った時刻にとる
激しい運動するときには、インスリンは腹壁、臀部に注射する
  ● 低血糖の処置:あわてない
意識がもうろうとして食べられない、飲めないときには
(1)家庭でグルカゴン注射
   皮下、筋肉注射
   5歳以下:1/2〜1瓶、 6〜10歳:2/3〜1瓶、 11歳以上:1瓶注射
     注射後15〜20分以内に回復しなければもう一度注射する
   家庭内にグルカゴンを常備しておく
   家族の人も注射の仕方を覚えておく
   低血糖発作が時々ある場合には、グルカゴンを溶解して注射器に入
   れて冷蔵庫に保存しておく。溶解後の保存期間は1週間位大丈夫
   家にあるグルカゴンの有効年月日を確認しておく
   グルカゴンの副作用として、吐き気、おう吐がある
(2)蜂蜜を口腔粘膜にぬりつける、 口の中に砂糖をばらまく
(3)注射用20%ブドウ糖を少量づつ口のなかにたらす
(4)意識が戻ったらすぐに2〜3単位の食物を食べる
(5)意識が回復しないときには、緊急に病院に受診
 常時 糖尿病カードの携帯
 外出時にもペットシュガーを携帯する
  ● 学校生活
学校内での注射、補食、血糖測定、低血糖の治療と予防
  → 学校側、友人の理解と協力
本人・家族、学校、医療機関との話し合い
学校で気軽に注射したり、補食できる環境をつくる
先生: 低血糖症状の理解 と適切な対処
給食: 摂取量の調整が必要な場合もある
体育・部活動: 補食、低血糖に注意
修学旅行、野外活動: 積極的に参加する
  本人が注射、血糖測定、低血糖対策などの自己管理に
  習熟していること
  ● アルコール、大学・会社での飲み会(コンパ)
深酒はしないように
   寝る前の血糖値とインスリン注射の量の調整
   低血糖に注意
   朝はいつもどおり起きて朝食をとり、インスリンの注射を
  ● たばこも要注意
  ● 足もきれいに、爪もきちんと切っておく
  ● 患者さんどうし、家族どうしの今までの経験などを話し合うのがよい
  ● 糖尿病、インスリン療法、食事療法、運動療法に対する知識を深める
    ためと家族どうし、子供どうしの連帯関係がもてるように
    サマーキャンプ、レクレーション、勉強会などに積極的に参加する。


おすすめHP
 糖尿病コミュニティサイト  → www.club-dm.jp

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