タイトル厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患克服研究事業)「Menkes 病・occipital horn 症候群の実態調査、早期診断基準確立、治療法開発に関する研究」平成24年度 総括・分担研究報告書

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厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患克服研究事業)「Menkes 病・occipital horn 症候群の実態調査、早期診断基準確立、治療法開発に関する研究」平成24年度 総括・分担研究報告書

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厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患克服研究事業)「Menkes 病・occipital horn 症候群の実態調査、早期診断基準確立、治療法開発に関する研究」平成24年度 総括・分担研究報告書

厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患克服研究事業)分担研究報告書研究課題:「micro PETを用いたメンケス病モデルマウスにおける銅キレート剤の効果に関する研究」分担研究者新宅治夫(大阪市立大学医学部小児科・教授)研究要旨我々は小動物用PET(microPET)イメージングによるメンケス病モデルマウスを用いた新規治療法の開発と評価を行った。正常マウスとしてC3H/Heマウスを、メンケス病モデルマウスとしてマクラマウスを用いた。銅キレート剤の腹腔内投与30分後に64CuCl2を静注し、全身PET撮像を4時間行った。正常マウスと比較し、メンケス病モデルマウスの脳および肝臓への銅集積は少なく腎臓での著明な銅集積を認めた。ジスルフィラムはメンケス病モデルマウスの脳および肝臓での銅集積を増加し、腎臓での銅集積を減少させた。D-ペニシラミンはメンケス病モデルマウスの尿中への銅排泄を促進し、脳・肝臓・腎臓での銅集積を減少させた。メンケス病では、脳での銅欠乏・腎臓での銅蓄積など全身臓器での銅分布異常が存在し、ジスルフィラムはメンケス病における銅分布異常を改善すると考えられた。メンケス病におけるマススクリーニングが期待されており、同時にメンケス病の新規治療法の確立は重要である。PETイメージングは、メンケス病の病態生理を理解し新規治療法を開発・評価する上で有用であった。分担研究者新宅治夫(大阪市立大学小児科・教授)研究協力者武田泰輔(大阪市立大学小児科・大学院)野村志保(大阪市立大学小児科・大学院)二宮英二(大阪市立大学小児科・大学院)若原良平(大阪市立大学小児科・病院講師)藤岡弘季(大阪市立大学小児科・非常勤講師)野崎聡(理化学研究所・研究員)和田康弘(理化学研究所・研究員)渡辺恭良(理化学研究所・チームリーダー)A.研究目的メンケス病に対する2種類の銅キレート剤(脂溶性;ジスルフィラム、水溶性;D-ペニシラミン)が銅の体内分布に与える影響について調べた。microPETというモダリティーを用いることで、画像的にかつ、銅の体内動態について解析した。B.研究方法C3H/Heマウス及びメンケス病モデルマウスであるマクラマウス(帝京大学から供与)を使用した。①C3H/Heマウス、キレート剤投与あり②C3H/Heマウス、キレート剤投与なし③マクラマウス、キレート剤あり④マクラマウス、キレート剤投与なしの4群にマウスを分け、①と③ではキレート剤腹腔内投与30分後に64CuCl2を尾静脈から投与した。②と④では64CuCl2のみを投与した。64CuCl2投与直後から4時間連続、および24時間後から1時間microPET(Focus220, Siemens,USA)にて撮像した。銅キレート剤は脂溶性のジスルフィラムと水溶性のD-ペニシラミンの2種類を用いてそれぞれ単独投与と両者併用投与についてそれぞれ検討した。撮影終了後に解剖し、脳・腎臓をスライスして、imaging plateにてinvitroでも解析した。C.研究結果投与された64CuCl2は尾静脈から静脈系を介して、心臓へ入り、その後心臓から全身に駆出され─6─