(02)肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)

 肛門のそばにできるおでき。男の子だけにできるのが特徴。名前はいかめしいが、それほど珍しい病気ではない。電話相談でも結構受ける質問のひとつだ。
 原因菌は肛門の周囲にいる細菌。この細菌が肛門のまわりの組織に感染して膿瘍をつくるために痛みや腫れが出てくる。
 普通は抗生物質の塗り薬と内服薬で治ってしまうが、繰り返す場合やかなりひどい場合は、切開が必要なこともある。そのような場合は、小児外科で相談をするのもひとつの方法。