(05)白血球が高い・低い

 白血球は血液の成分のひとつで、その中にいくつかの種類がある。好中球とリンパ球とで大部分を占めるが、特に乳児ではリンパ球の割合が高い。ウイルスや細菌などが体に侵入したときに戦うのが役割。
 感染症にかかると数が増え、病気が治るとそのうち元に戻ることが多いが、感染症の種類によっては逆に増えることもある。5才以下の基準値は6000〜11000個/mmだが、それ以下でも問題がないことが多い。ただし、2000個/mm以下まで減っていると、体の防御反応が弱くなっていることもあるので注意が必要。