(30)ケトンが出やすい

 体の中の脂肪が分解されたとき出るのがケトン。糖分でエネルギーが補えないときに一般的に起こることだが、問題になるのはこれが出やすい体質の子。
この手の子は精神的、肉体的なストレスが加わると脂肪を分解しやすくなり、ぐったりしたり、真っ青になったり、吐いたりが始まる。これがアセトン血性嘔吐症(自家中毒)。やせて神経質なタイプの子に多いが、大体7〜8才までには起こさなくなる。疲れた、食べられないなどで低血糖から発病するので、このようなときはジュースや氷砂糖などをとらせることが予防になる。